永遠のテーマ!2階にトイレを設置するか否か?!
住宅のプランを考える際、2階にもトイレを設置するかで悩む方は意外と多いもの。
わたしがお客さんから2階にトイレを設置するかどうかで相談を受けた場合は、必ず「つけましょう!」と言い切ります。
なぜ私がここまで強く2階トイレをおすすめするのか、3つの理由をお話したいと思います。
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理由その1 トイレというより、水が出ることが重要
2階でも、意外なほど水を使うことが多いものです。
掃除を筆頭に、植物の水やりや、加湿器の水の補給など。
これらをいちいち1階に降りて、また上がってくるのは、若いうちはいいかもしれませんがそのうち「なんでウチは2階で水が汲めないの」となることが目に見えています。
トイレがスペースを取ってしまうのが嫌だという方は、せめて小さな洗面台だけでも2階に設置することを検討して下さい。
本当に2階にトイレが必要になった時、リフォームにかかる費用が大幅に削減できることでしょう。
2階にはトイレが必須というよりは、給水、排水の配管をあらかじめ敷設しておくことに意味があるのです。
理由その2 せっかくの新築、便利さはガマンしない
せっかくローンを組んでつくる家なのに、我慢しながら暮らすなんてナンセンスです。
2階にトイレがあることは、けっして贅沢なんかじゃないんです。
4人家族で子供が小さいうちならいざ知らず、子供もいつまでも子供ではありません。
朝のトイレタイムで誰かが我慢するなんて、アパート暮らしと一緒じゃないですか。
建てたあとにリフォームで2階に水廻りを追加すると、新築時の倍くらいは費用がかかります。
だって、リフォームは「壊すして捨てる」ものにもお金を払うんですから。
新築時に20から30万円あれば、トイレと小さな手洗器くらい設置できるはずです。
あとで必ず実感できる便利さは、たったこれだけの費用で手に入るんです。
この便利さを、「ガマン」しないで欲しいのです。
理由その3 トイレならではの「価値」を知って欲しい
たまにしか使わないものなら、無くても構わないと思います。
たとえばご主人の書斎や、お客さんが泊まるための和室など。
ところで、たまにしか利用しなくても、それが「トイレ」であるならば代えがたい価値があります。
人間だれでも、生まれた時から死ぬまで排泄とは縁が切れません。
就寝中に急に具合が悪くなったとき、駆け込めるトイレが同じフロアにあることの安心感。
通常の排泄にかぎらず、食べ過ぎ飲み過ぎ食あたりなどにより、戻したくなった時も本当にありがたい存在です。
急に勉強したくなった時、書斎がなくてもリビングやダイニングでもできます。
泊まりのお客さんが急に来たとしても、これもまたリビングに布団を敷いて寝てもらうことも出来ます。
このようにトイレは替えが効かない存在なのです。
トイレにより専有される空間は決してムダではありません。
役立たないかもしれない「保険」ではなく、必ず必要な「保険」なんです。
使いもしないものをしまっておく収納スペースにするくらいなら、2階にもトイレを設置するべきなんです。
2階にはトイレを設置しよう まとめ
2階トイレは優先順位が高い
2階にトイレの予算がないなら、頭金をあと20万貯めればいいだけ
2階トイレは本当にありがたい
2階にリビング、1階に寝室がある間取りなら、1階にも必ずトイレを設置しますよね。
この間取りの場合、当然2階にもトイレがあります。
ちょっと逆転して考えると、やっぱり2階にもトイレが必要なことがわかります。
2階へのトイレ設置は悩むこと無く、「設置する」で決まりです。
家づくりはもっと別の楽しい部分で悩みましょう。