折衝の詰めの段階で、頼んでもいないのに値引きしてくる営業マンとは

頼んでもいない値引きは、もともと合計金額に上乗せされていたと思って間違いない

住宅は一生の買い物と言われます。
大半の施主は何十年という住宅ローンを組み、額に汗してせっせとそのローンを返済していくわけです。
そして誰しもが、そのローンの元金が少ないことを喜びます。
契約前に大幅値引きを提示されて、「ヤッター!!」と単純に喜んでしまう気持ちもわかりますが、ちょっと待って下さい。

全体の金額の1割、2割もの値引きを提示されているとしたら、その値引き分はもともと上乗せされていた可能性があります。

住宅メーカーだって商売ですから、利益がなければ会社が傾きます。
その大切な利益をいとも簡単に放棄するなんて、ありえません。

うまい話には裏がある。
大幅値引きは手放しで喜べない理由を説明します。

勝手に値引きしてくる営業マンは契約欲しさで焦っている

頼んでもいないのに大幅値引きしてくる営業マン、その営業マンはズバリ、「焦って」います。
何を焦っているかというと、「今月の契約数目標の不足」に、です。

「うちはノルマがないんですよー」なんていっている営業マンほどガッチガチのノルマを課せられています。

売れている営業マンは、売る術を確立しているので、むやみに値引きしてきません。
値引き以上の付加価値を演出して、定価であっても気持ちよく契約できるようにします。

一方、業績のイマイチな営業マンは、上司にこっぴどくヤラれるのでとにかく契約が欲しい。
となれば、金額さえ合えば契約してくれるお客さんのもとに、大幅値引きという爆弾を抱えて訪問するわけです。

お客さんにとっては打ち出の小槌に見える大幅値引きも、今後のことを考えると手放しでは喜べません。
どこかで利益を確保しなければならないので、住宅の性能に支障を与えない「何か」が省かれてしまう恐れがあります。

そんな切羽詰まった営業マンをただ助けるだけになってしまう契約条件を提示されたら、冷静になってよく考えましょう。
ハンコを押して契約金を納めてしまったら、もう後戻りできません。

ハウスメーカーの利益率の秘密

ハウスメーカーの利益率は、どうなっているのでしょうか。
住宅を引渡した段階で、ハウスメーカーにもたらされる利益は、工事代金の2割り程度と言われています。

工事中の予期せぬ事態にも対応しなければなりません。
利益を生みにくいアフターサービス部門の経費も必要です。

これらの経費を削ってまで、値引きしているとはとても考えにくのです。
つまり、大幅値引きは、その値引き分のすべてではないにしろ、ある程度「乗っている」、イマ風に言うと「盛っている」可能性があります。

価格の2重表示というのは、犯罪に近い悪質さがありますが、背に腹は変えられない営業マンは手段を選びません。

商売をされている方なら、簡単に値引きできないことをご理解頂けるはずです。

頼んでもいないのに値引きしてくる営業マン まとめ

売れている営業マンは値引きも少ない

業績が悪く焦っているから値引きしてくる

長く付き合う担当を値引きだけで決めない

今はネットで情報を集めるのが当たり前で、どのメーカーでどれだけ値引きしてもらったかという情報もあふれています。
でもハウスメーカーとの契約とはいえ、人と人との関わりです。
現場を作っていくのも、「人」です。

そして、住宅は建てて終わりではなく、むしろそこからが始まりです。
金額だけで契約してしまい、人間関係が希薄なまま引き渡しを受ければ、アフターサービスの際に困ることもあります。

切羽詰まった営業マンはお客さんをただの「コマ」としか思っていません。
価格だけでなく、「価値」も適切なのか、しっかり吟味しましょう。

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