マイヘルメットしか持っていない現場監督

ハウスメーカーの現場監督は忙しい。とにかく忙しい。

お客さんとのやりとりが最も重要な業務かもしれませんが、現場の安全をおろそかにするような現場監督では、お話になりません。

そして、現場の安全ときいて、まっさきに思い浮かぶのがヘルメットです。
当然現場監督はマイヘルメットを持っていますが、気の利く現場監督はスペアのヘルメットを持っているものです。
お客さんがふいに現場にやってきた時に、かぶってもらうことができるような配慮ということです。

さらに、もっと気の利くハウスメーカーは、お客さん用のヘルメットを保管しておくボックスが現場に備えてあります。
そこまでしてあれば、多少現場監督がいけ好かない人物だっとしても、ハウスメーカー側がしっかりしているので、まずは一安心です。

しかし、現場にそんな備えもない、現場監督も自分のヘルメットしか持っていない、というような状況は危険です。
けがをするとかしないとか、そういった危険という意味もありますし、お客さんにその程度の配慮すらできない、現場監督はハウスメーカーの姿勢が危険です。

さすがに現場監督が、3つも4つも予備を持っていることは考えにくいですが、少なくともマイヘルメットと予備のひとつは持っていてほしいものです。
マイヘルメットと予備をご主人と奥さんに使ってもらい、現場監督は職人さんに借りたらいいのです。

「ノーヘルでいいですよ」という現場監督は、最も信じてはなりません。

現場監督は当然工事現場に慣れていますから、ヘルメット無しでもうまいこと行動できますが、お客さんは素人さんですから、うっかり頭をぶつけることがしばしばあります。
怪我をしてからでは遅いのです。「
お客さんが現場でけがをすることはあってはならない」という危機感をもった現場監督でなければ、ダメなのです。

ましてや、サイズの合わない子供にヘルメットをかぶせて現場に入れてしまうのも言語道断。
小さいお子さんは現場に入れてはいけません。
親御さんによく説明して、現場の外で待っていてもらうのが常識です。

最後の仕上がりの段階くらいならいいですが、基礎工事や、骨組みの工事(建方「たてかた」といいます)の段階では、そこここに危険が待ち構えていることを知っておいてください。

私がハウスメーカーに在職していた頃、良かれと思って小さなお子さんを基礎工事の現場に入れていまい、躓いて転倒、流血沙汰を引き起こした現場監督がいました。
幸い大事には至りませんでしたが、念の為に救急車を呼びました。
そんなことが起こった家が、キレイに完成したからといって、気持よく引き渡しが受けられるでしょうか。

現場の安全を守ることはは、お客さんや職人さんの身の安全を考えるだけでなく、気持よくお客さんに暮らしていただくための当然の配慮、思いやりなのです。

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