建築確認済みのことを「許可」と言っている設計担当

ハウスメーカーの設計担当は専門家のようで、そうでもない人がたくさんいます。

有名メーカーであれば住宅商品そのものの工法が国土交通大臣の認定を受けていて、工事着工前に必要な「建築確認」の手続きを簡略化できるような仕組みを採用しています。
大臣の認定を受けていなくても、木造2階建て程度の住宅は建築基準法で、建築確認の手続きが簡略化できるようになっており、手続きは複雑ではありません。

ハウスメーカーでは、認定を受けている条件に合うようにしか設計できませんから、マニュアルがキッチリと準備されていて、そのマニュアルに従って図面を作れば自動的に設計が完了してしまいます。

お客さんから見れば設計の専門家にしか見えない、ハウスメーカーの設計担当も若いうちは建築の「け」ぐらいしかわからずに、マニュアル最優先で仕事をしている場合が多いのです。

ですから、プロのように見えてセミプロ程度の設計担当が多く、本来「許可」ではない「建築確認」を「許可」と言ってしまうわけです。
プロはプロらしく、専門用語は正しく使わなければなりません。
「建築確認」は工事着工に先立って必要な行政手続きですが、建築行為そのものは禁じられているものではないので「許可」を受ける必要な無く、あくまで「建築確認」なのです。

「建築確認」の申請手続きが受理、審査されてその結果、建築基準法に適合していることになれば、それは「確認済み」であり、決して「許可された」わけではないのです。
(もちろん、建築地の敷地条件によっては本当に「許可」が必要な場合もありますが)

細かい言葉のアヤを揚げ足取りするわけではなく、こういう些細な事を正しく表現できない設計担当が、あなたの大切な家をしっかりと設計してくれるでしょうか。
ハウスメーカーのマニュアルに従って設計すれば、根本的な間違いは起こらなくとも、細かな間違いや意見の食い違い、思い違いが発生します。
ハウスメーカーに限らず、建築物の設計には大胆さと繊細さが両方共必要で、言葉の意味合いも正しく理解していなければならないのです。
正しい表現ができなければ、現場の職人さんたちにも設計意図は伝えきれません。

マニュアルに従って設計できるハウスメーカーの設計担当とはいえ、こういう細かなことに注意を払えないようでは、小さなミスが頻発してあなた(お客さん)のイライラはどんどん積もっていき、「どうしてこうなった」ということになってしまうのです。

こんな「なんか適当だな」という設計担当にあたってしまったら、信頼している(はずの)営業マンと一緒に、工事着工前の図面をしっかりとチェックしていくしかありませんね。

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