チョコレートがピロリ菌を退治する?

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Photo credit: Foter.com / CC BY-SA

チョコレート消費量が多い国では胃がんによる死者が非常に少ない?!

スイス人は日本人のおよそ6倍ものチョコレートを消費するそうです。
そして実際に、スイス人の胃がんによる死者は日本人の約1/3程度です。

また、フランス人も日本人の約3倍のチョコレートを消費し、胃がんによる死者は日本人の約1/4であるというデータがあります。

チョコレートと胃がんとピロリ菌

チョコレート消費量と胃がんの発生率は反比例しているというデータは昔からありました。

そこに目をつけて、チョコレートがピロリ菌退治に一役買っている可能性があることに気付いた学者がある実験を行いました。

試験官にピロリ菌とチョコレートを入れ、ピロリ菌の増殖の様子を確認したところ、1000万個のピロリ菌がわずか1日で、10個にまで減ってしまったというのです。

1000万分の10、つまりほぼゼロみたいなものです。

チョコレートに含まれるポリフェノールの殺菌効果

赤ワインや緑茶のカテキンでもお馴染みのポリフェノールが、チョコレートにも多く含まれています。

特にチョコレートの原料であるカカオには、カカオ・ポリフェノールという特別なポリフェノールが含まれていて、これが優秀な殺菌効果を示すことがわかっています。

カカオに含まれる「遊離脂肪酸」にも殺菌効果が

上に出てきたカカオマス・ポリフェノールを含んでいない部分には、遊離脂肪酸が含まれている場合があります。

ちょっと難しい名前の成分ですが、リノール酸やオレイン酸だったらご存じの方も多いでしょう。

オリーブオイルやコーン油にも多く含まれる成分が、実はカカオにも含まれていて、これがピロリ菌に対して絶大な威力を発揮するのです。

具体的には、遊離脂肪酸がピロリ菌の外膜に傷害を起こし、ピロリ菌本来の機能を抑えてしまい、しかも胃の粘膜にピロリ菌が付着するのを防ぐ役割まであります。

重要なのはカカオの濃度だ!!

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photo credit: Nomadic Lass via photopin cc

これまで書いてきた実験で、「そうは言っても、飲んだり食べたりできるような分量では無理でしょ?」と思われている方もいるかもしれません。

しかし、試験権の実験で使われたものでもカカオ濃度は10%です。

日常的に飲まれているココアで、だいたいカカオが7~8%の濃度ですから、カカオ10%の濃度でココアを飲むことはそんなに難しくありません。

チョコレートも、カカオ濃度が高い製品も多数出回っています。

チョコレートやココアを口にする際には、カカオ濃度が高めのものを選べば、自然にピロリ菌に対して対策が取れてしまっているというわけです。

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