ピロリ菌は大人になってから感染するのか

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photo credit: Ali Almukhaizeem via photopin cc

ピロリ菌は大人になってからは感染しにくい

ピロリ菌はキスでは感染しない

ピロリ菌が胃酸の中で生きていけるのは、ピロリ菌の中にウレアーゼという酵素をたくさん持っていて、このウレアーゼが尿素からアンモニアを生成することで、胃酸を中和しているから、というのは以前の記事でも書いたとおりです。

しかし、ピロリ菌の胃酸中和作用はそれほど強力ではないのです。

成人になってからの感染では、ピロリ菌のほぼ100%が胃の表面に達する前に胃酸のために死滅してしまうのです。
そのため、日本でのピロリ菌除菌後の再感染率は年間に1%程度と大変低い数値となっています。

したがって、キスで感染することはまず無いと言えます。

ピロリ菌が感染しやすいのは幼児期

ピロリ菌が人間に最も感染しやすい時期は乳幼児期と言われています。

乳幼児期は胃酸を分泌する細胞が十分に機能を発揮できないので、ピロリ菌はいとも簡単に胃の粘膜に到達し、生息するとができるようになるのです。

そしてピロリ菌はいったん感染すると、通常は除菌治療を行わない限り、一生の間ずっと人間の胃の中にとどまっているというわけです。

なおかつ、自覚症状を伴わないため、胃炎や胃潰瘍、胃癌などの病気を発症して初めてピロリ菌の存在に気付かされるのです。

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